長与と飛鳥が同時引退?
……千種は、ついに飛鳥との同時引退を決意した。
二〇〇五年四月三日、横浜文化体育館に登場したクラッシュ2000は、GAEA・JAPAN生え抜きである永島千佳世&シュガー佐藤に勝利すると、クラッシュ・ギャルズのデビュー曲「炎の聖書」を歌ってリングを去った。
柳澤健『1985年のラッシュ・ギャルズ』(文藝春秋、2011)P.282より
この記述だと長与も2005年4月3日に引退したかのようである。
これは誤り。長与の引退は2005年4月10日の後楽園ホール、GAEA解散興行である。
大森ゆかりとダンプ松本が1988年2月22日に「引退特別試合」を行い、1988年2月28日 熊谷市体育館をラストマッチとした*1ように、メモリアルマッチとしての引退試合とラストマッチを分けて考えているのか?
……と思ったが、そうではないようだ。
GAEA JAPANの公式ホームページ*2を見ても2005年4月3日は「クラッシュ2000ファイナルマッチ&ライオネス飛鳥引退試合」としか書かれていない。
もっとも長与の現役ラストマッチである里村戦は、単にメインイベントとしか題しておらず、このあたりは長与としてはうやむやにしたいところなのかもしれない。
ちなみに「HISTORY」ページでは4月10日に「引退を迎える長与」と書かれている。
なお、上記の指摘は、この書籍の評価を貶めるためのものではない、とお断りしておく。
- 作者: 柳澤 健
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/09/13
- メディア: 単行本
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