ワールドプロレスリングという番組

　前回、新日のビデオソフト数が「他を圧倒している」と書いた。

　新日の映像は、ヴァリスやJ・SPORT、サムライTVも撮影・保有しているが、なんといってもワールドプロレスリングを放送するテレビ朝日によるものが大半であることはいうまでもない。

　80年代半ば、“冬の時代”あたりから頻繁に打ち切りの立つこの番組であるが、BSで放送される「完全版」や『ワールドプロレスリング不滅の闘魂伝説』（スカイA）、『ワールドプロレスリングクラシックス』（テレ朝チャンネル）、『新日本プロレス伝説』（サムライTV）とその映像は流用されている。

　これらは過去の映像を使った、いわばリサイクルしている番組である。テレビ朝日にしてみれば（ライブラリを保持するコストはあるにしても）、直接の制作費はほとんどかからない。
　
　ビデオソフトも含め、これだけ過去の映像のリサイクルで商品を成立できるということは、テレビ朝日にとっても特別な番組なのでは？　と思えてきた。

　そういえば夢のオールスター戦の時にも、テレビ朝日は放送実現のため最後まで粘った聞く。

　ちょっと調べてみたくなった。